被写体は、「壊れて動かなくなった」、「カビて使い物にならなくなった」カメラのレンズ。
カメラ屋さんとかでジャンク品として売っている用途不明品達です。
徹底的に腕のある人たちは、部品取りとかに使うとも聞きますが、我々一般人は、もはや被写体としてしか用を為しません。「ならば、高いところから落として壊れる瞬間の最後の輝きを映像として焼付けよう!」がコンセプトの撮影会です。
場所となったのは、この橋の下。この橋の上からレンズを落としました。
橋の下から聞こえるわけですよ。「いいよ~。落として~」とか。「ちょっと待って~」とか。
橋の上の人が「いきま~す」とか言って、紙袋から取り出した黒い何かを橋の下へ落とすわけです。
…怪しい……怪しさ爆発ですね…デモ、ボクラハキニシナイ…
結構な失敗率で、必ずしもおいしい瞬間が写っているわけではありません。徹底的に連写して それでも写ってないことも。ならば、数で勝負すべしと言うことで、今回は、合計8本用意しました。
あと、十数メートルの高さから落としていますが、…レンズって丈夫なんですね…壊れてくれなかったり。まぁ、おかげで、再利用(もう一回落とす)出来たわけですが…結果として、今回撮った枚数は、150枚を越えました。
一瞬を写すため、シャッタースピードは1/2000以上、当然オートフォーカスなんか出来ないし、どこに落ちてくるか分からないので、置きピン+被写界深度を深く撮るために絞りもF11以上。結果、めちゃめちゃ明るい晴天の昼間にISO感度は600~800と、カメラの設定/条件出しの間も「マジか!?」などと言いつつ進めていきました。(今から、過去の投稿を見てみると、やはり同じような設定をしてますね。)
カメラのレンズ…本来なら一本で数万円する様なものが、壊れる様はまさに非日常。
日常の風景もいいものですが、こういう非日常を撮るのもまた楽しいものです。
最後は、きちんと掃除しておしまいです。(この一枚もシュールで好きです。)
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